アクタージュについて語る デスアイランド編 その1

デスアイランド編

はい!というわけで、ちょっとした番外編も間に挟みながらのデスアイランド編の話です。

お盆休みも終わってしまいまして、社畜との兼業でブログを書くわけでなかなか更新も滞るかもしれませんが今の所まだ1巻の終盤の話をしているので、既刊12巻+α分と考えると道のりは果てしなく遠いですがマイペースにやっていきたいと思います。

というわけで前回の話はこちら。あんまりアクタージュの話はしてないですが。

ちなみにどうでもいい話ですがこれを書いている今現在で前回の記事へのアクセス数はなんと2です。僻地。

さて。

前回(というか前々回)で時代劇のエキストラの話が終わって次の話。5話です。

この5話でついに!なんとあの大人気キャラが初登場!!

みなさんおなじみの!!

第1回人気投票31位(323票)

ドナルド阿佐ヶ谷大谷さんです!!

なんでしょうかね。謎のカリスマ性。

そんな冗談はさておき。

時代劇のエキストラの時に過剰なまでの感情移入を見せた夜凪を心配する雪ちゃん。

不眠症に薬物依存。芝居に溺れて心を病んでいく役者は多い……。恐ろしいですね役者道。役者って仕事があって、没入するあまりに自我の境界があいまいになっていくとか、考えようによっては凄く仕事を頑張ってますよね。

仕事に対してそんな熱量が俺にも欲しい。

心配する雪ちゃんに対して『あいつはそんなタマじゃない』と黒山さん。

そして実際に特になんでもなかった夜凪。これまで『昔の自分になること』をお芝居だと思っていたので知らない感情を演じる事は出来ないと思っていましたが、時代劇の経験を経て『自分の中にあるまだ自分が知らない自分を探す』という喜びに目覚めました。

特にアクタージュに限った話でもないんですけど、こういう『演劇物』みたいな作品を読んでいると思うんですけど現実の役者さんもこんなストイックな感じなんですかね?

『役が降りてくる』みたいな感覚ってあるんでしょうか?

そして夜凪は芸術家の本質に目覚めます。

『自分を通して役を探求する不知の知の喜び』って言ってますけど、あんまり『自分の中から引き出す』みたいな話ってなかったり。どちらかと言うと周りから植え付けられた感情の方が多いような。

カムパネルラも羅刹女も周りの影響が大きかったように思います。まぁ羅刹女の最初は父親に対する怒りを利用してたりしたけど。全部花子とよな父が悪い。ホンマ悪い。

天使ちゃんマジ天使

そしてついにこの話の最後で夜凪の永遠のライバルで親友で理解者でもある天使。

千世子がついに登場します。ついにとか言ってもまだ5話なんですけどね。展開早いよねこの漫画。

初登場の段階では千世子は天使で『透明な天才』って感じがするんですけど、ここから連載が続くにつれどちらかと言うと夜凪の方が『透明な天才』になっていって、千世子の方が『泥臭い凡人』になっていく感じが俺大好きで。

あんまり比べるのも品が無いかなと思うんですが、ガラスの仮面のマヤと亜弓もそんな感じだと思うんですよ。

マヤは最初は才能があるけどどん臭い感じなんですが、段々と芝居をする事に関しては何をやっても上手くいく(ヒドイ目にはあうけど)のに対して亜弓の方が悩んだり壁にぶつかったりしながらそれを超えていくようになる。

ベジータと悟空とかも。実力は凄いんでエリートはエリートなんだけど主人公サイドが輝きすぎるせいで相対的に凡人になるけど、そこで腐らないで超努力の人になるって展開が大好物なんです。

もっと見たかったなぁ……(遠い目)

そして、デスアイランドの制作発表記者会見が始まり、千世子が登場します。

本当に、まるで天使か何か神秘的な存在のようなオーラを出しながら、物音も気配すらも感じさせず客席から登場する千世子ちゃんマジ天使。

そして舞台に立ってのこの挨拶。

はいここ!!ここ超大事だから!!後でテストに出るからね!!!!

今さらネタバレもクソも無いんで言いますけど、この舞台登場シーンが羅刹女の時にオマージュされて再登場します。

ってところを改めて読み返したんですが、なんだろうなこれ。なんだろう。この漫画面白いよなぁ……。

振り返って感想を書いていて、あまり事前に何書くか決めてない状態で思う事を書いているんですが、時々読み返しながら感極まってなんか変な気分になって手が止まります。

羅刹女編のこのシーンの次の次のページがドアップの綺麗な顔の悪い女の千世子で、あぁもう最高やなと思うわけですよ。

でもリアルタイムで読んでた時は羅刹女編あんまり好きじゃなかったんですけどね。その辺はまた(だいぶ)後日に。

そして、この記者会見の映像を見た夜凪が『千世子に会ってみたい』となり、いよいよデスアイランドのオーディションを受ける事になります。

オーディション始まる

デスアイランドのオーディションが始まり、まず最初に登場したのがこちら。

スターズ所属の演出家。手塚さん。

久しぶりに初登場シーンを見た最初の感想としては

俺の2コ下かぁ……。

でした。今年40になりました。はい。

この初登場の頃有能で軽いっぽいけど何考えてるかわからない不気味系のキャラでしたが、段々とどちらかと言うと周りが変人すぎて実は常識人枠の苦労人である事が明かされていく手塚さん。

葬式にサングラスで来るのはちょっとアレですが。

そして次に登場するのが、今もっとも話題のあの男。

演柱

電車の中で駅弁食べながらうまいうまい言わせたら世界一似合う300億の男こと烏山武光です。

ホンマそれにしてもよくまぁこのデザインが通ったなと思いますよ。今でも思いますよ。段々『そんな感じ』が薄れてはいくんですけどね。

アレが実写化した際には間違いなくオファーが来る男。

そして後に夜凪の友人となる2人も。

個人的にはこの2人には、付き合うというよりは真咲が演技の壁にぶつかって自暴自棄になってるところを慰める形で茜となし崩し的に大人の関係になって、付き合うってわけじゃないんだけど時々辛い時に慰めあうような関係になってほしい願望があります。

なんというか、アクタ界の女性は全体的に『ちょっと男で苦労する』ってのが非常に似合う気がするんですよね。

このままじゃダメだとわかっていながらなんとなくお互い離れられないし付き合う事も出来ない。みたいな関係になってほしい。

で。

夜凪、武光、真咲、茜の4名でオーディションが行われる事になります。500名から合格者は12名。各組4人なので500人だと125組になります。

もしこれが仮に1組10分だったとしたら最後までで1250分かかる計算ですから、最初の組と最後の組でモチベーションが全然違うやろなぁと。実際はそうはならなかったんですけどね。

ちなみにここで『原作を読むべきか否か』みたいな会話がありますが、個人的には原作厨過激派なので原作読まないでオーディション受けるとか何考えてんの?と思わないでもないんですけど、実際はみんな忙しいからね。読んでる暇ないからしょうがないよね。

前回触れたバトルロワイヤルでのオリキャラこと『キタノ』は、原作読んでないらしいですよ。だからなんだって事ないんですけどね。えぇ。なんてことないんですけどね。はい。

そしてついに始まるデスアイランドオーディション!!

という事で今回はここまで。

俺個人としてはもっともっと長文でもいいんですけど長いかなぁ。短いかなぁ。読んだ人はどう思うんでしょうか。わかりません。一応、あんまり長いと嫌かなと思って小出しに切ってるつもりなんすけども。

もっとこいよ!お前の熱量見せてみろよ!!となると、更新頻度と引き換えに長文が投下されます。

まぁネットの片隅なんで好きにやったらいいんですけどね。

おまけの話

ここまでで単行本1巻分なんですけど、1巻の巻末にはおまけ漫画がありまして、ここにこれからアクタージュを読んでいくうえで非常に重要になる事がサラっと書かれているんですよ!!

アサガヤTシャツは雪ちゃんセレクト。

夜凪のセンスもたいがいなんだけどね。